ぷくさんからのメール相談[6]
[6]目を合わせない
……母親としての私を探して……
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ぷくです。
母乳を再開して5日目、まだまだ足りないようです。できるだけ
頻回授乳してがんばっています。
ところで、うちの娘はおっぱいやミルクを飲む時、ほとんど私の
顔を見ません。目は外側の方を向いていてまっすぐ私を見ないので
す。ミルクの時の方がまだ私を見てくれているのですが、おっぱい
の時はなかなか目が合いません。どうしてでしょう?
最初の頃、私が母乳にこだわるばかりに、怖い顔して授乳してた
のでしょうか。とても気になっています。
うさぎです。
赤ちゃんの抱き方はどうですか? お母さんの胸と赤ちゃんの胸が
平行になるように抱っこしていますか? 少し外向き加減で抱っこし
ているのではないですか? 話しかけてみてもダメかな?
心配するほどではないと思いますが、テレビをつけたままにしてい
たり、何か音がしていたり、光の方向に向こうとしていたり……と理
由は様々でしょうから、いろいろ考えずに楽しんでおっぱいをあげる
ことが大切かもしれませんよ。
ぷくです。
何だか自分で自分を育児ノイローゼに追い込んでいるような私です。
いろいろ神経質になりすぎていますね。初めての子なので不安でいっぱいだし、
細かいことが気になります。
それに帝王切開で全身麻酔だったため、産まれた瞬間を見ていなくて、
何だか産んだ実感がありません。母乳にこだわったのも、母親としての
自覚を探していたのでしょう。ミルクで育つなら私はいらないじゃない? と
いう感じで、産むのも他人頼みなら、育てるのも自分じゃなくてもかまわな
いなんて、あまりにも悲しい気がして。
もう少し力を抜いて育児が楽しめるといいなと思います。
うさぎです。
お産の満足感は、後の育児やお母さんの気持ちに影響が大きいと言います。
やはり帝王切開では「産んだ実感がない」というお母さんもいますね。でも、
何らかの理由があって帝王切開で産むことがベストだったのでしょうから、
今さらそのことをいろいろ考えてはきりがないですよ。
赤ちゃんとお母さんが、無事にお産を乗り越えるための選択だったのです。
そこは納得するしかないのかも知れませんね。
娘さんが大きくなって、ママに「産んだ実感がない」なんて言われたら淋しいです。
妊娠10ヵ月、産後、育児をしていく中で、だんだんと母になっていくのですよ、
お産ばかりにこだる必要もありません。
母と子は,不思議と見えない何かでつながっているようで、子どもにとっての
母親の存在は、もっとも信頼できる何事にも変えがたいものだと思います。そう思
わないと育児なんてやってられないですよ。自分の思うようにいかなくて、落ち込
んだり怒ったりするけれど、母だって人間なんですから時には息抜きも必要。まずは
自分を大切にしないと、人にやさしくなんてなれません。
あなたは子どもにとって必要な存在であるのは確かです。自信を持ちましょうね。
私も自分にそう言い聞かせながら、仕事をしている今日なのですよ。
ぷくです。
心にしみるメッセージありがとうございます。長い子育てのほんの入り口で、
つまづいていては先が思いやられますね。帝王切開での出産は、確かに無事に
娘を抱くために必要なことだったので後悔はしていません。ただ何かにつけ
「帝王切開だったから……」と思えてしまいます。
帝王切開になったのは娘の心音が下がったからです。陣痛が来る前に「もう
出しましょう」ということになりました。40週はお腹にいたのですが、体重が
軽くSFDでした。母子手帳には「胎児仮死」と書いてありました。
なんの説明もなく退院時に母子手帳を返されて、家に帰ったらそう書いてあった
ので驚きました。でも説明もなかったくらいだから、大したことはないだろうと言
い聞かせていました。
初めての赤ちゃん。何が普通で何が普通でないのか分からない中で、何か変だ
な〜って思う時、どうしてもあの「胎児仮死」の言葉が思い出され、もしかした
ら異常があるの? と考えてしまいます。1ヵ月健診、3ヵ月健診で何の指摘もな
いので大丈夫だとは思うのですが。
義姉から、
「オッパイ飲むときにニッコリ笑うとかわいいよね」
と言われ、思い出したり娘をみたりしていますが、もうすぐ5ヵ月なのにそんな
ことはまだ2度しかありません。
私が母乳にこだわるばかりに、出ないおっぱいを吸わされて、授乳タイムは娘に
とって楽くないのかと考えたり、笑わないまでもなかなか目が合わないので、それ
を異常ではないかと考えたりします。
ほ乳瓶でミルクをあげている時は、顔が上を向いているせいか結構私の方を見て
くれます。ニッコリは笑いませんが……。オッパイの時はなかなか私の方を見てく
れません。オッパイや私の服や他の方を見ていることが多いです。
普段ぐずる時にあやしても、私の顔を見るだけでニッコリ笑うことは少ないです。
あやしてあげたりすると笑いますが。自閉症とかだったらどうしようかと考えてし
まいます。
それ以外では、体重か軽い分、寝返りも早く始め、後方へのずりバイもよくしま
す。身体的にはおやせさんであること以外、充分健康な赤ちゃんだと思います。
うさぎです。
お産がすすむに従い、赤ちゃんは陣痛による圧迫とストレスを受けるので、どう
しても心音が下がります。心音が下がる具合にもいろいろ程度があって、今の時代
は、早め早めに対処で安全策をとる医療が主ですから、こんな状況で帝王切開とい
うのはめずらしくありません。「胎児仮死」というのは「胎児仮死兆候」のことで
しょう。帝王切開するには診断名が必要なんです。
本当に仮死状態であったのなら、小児科に入院するなりの対応をします。帝王切開
せずに、そのまま普通にお産していたらどうなっていたかは、医者でも分からないと
ころです。神様でも分からないかも知れません。
大事な命だからこそ、最善の方法を選択したのでしょう。帝王切開・胎児仮死の
言葉だけに惑わされることはありませんよ。
赤ちゃんが笑わないと感じる原因はなぜなのか、それは私にも分かりません。
もし今、私がぷくさんの赤ちゃんと会ったら、「赤ちゃんしっかり笑っているみ
たい」と言うかも知れませんよ。
お母さん自身、声を出して笑うことがありますか?
続く……
相談記[7]おっぱいと離乳食へ
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