生後1〜2ヵ月
手足の動きが活発になってきます。
体つきも少しずつふっくらして、赤ちゃんらしくなります。
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成長の様子
満1ヵ月のころには、体重は出生時よりも1キロほど増えて、約4〜5キロになります。
身長は約5〜6センチ伸びます。
お母さんにとっては、赤ちゃんの発育がたいへん気に掛かる時期と思われます。
よその子と比べたり、平均値に振り回されないようにしましょう。
起きている時間が増える
少しずつですが、目を覚ましている時間が多くなってきます。
動く物を目で追う
赤い色のおもちゃなどを、赤ちゃんの目の近くに持っていくとじっと見つめます。
それを左右にゆっくり動かすと目で追うようになります。
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ポイント
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■おっぱいをよく吸わせましょう
赤ちゃんも、だんだんおっぱいを吸う力が強くなってきたことでしょう。飲む時間の
リズムも少しづつできて来ます。もしも1ヵ月検診で体重の増加が思わしくなく、
お医者さんから「ミルクを足した方がいい」と言われた場合は、おっぱいのあとにミルク
を30ミリリットル程度足すようにしましょう。あくまで「おっぱいを中心」にして、
おっぱいが軌道に乗り始めたら、ミルクの量を減らしていきます。
■外気浴・日光浴を始めましょう
まず初めは、部屋の窓を開けておくことから始めましょう。少しずつ外気にさらす
ことに慣れたら、次は日光浴です。足先から始めて、少しずつ日光に当てる部分を
増やしていき、最終的には裸で全身を日光に当てるようにします。冬は窓越しでも
構いません。
■果物の汁を与えてみましょう
絶対に与えないといけない、というものではありません。特におっぱいを飲んでいる
赤ちゃんは、お母さんが食べたものでおっぱいの味も違ってくるので、いろんな味の
経験を毎日しています。
季節のおいしい果物の汁をスプーンですくって、ちょっとだけ口に含ませてあげるだ
けでかまいません。
■お父さんの育児参加
お父さんもぜひ積極的に、この時期から育児に取り組むようにしてほし
いと願います。"お風呂はお父さんの担当"などと、役割が決められてい
る家庭もあるようです。その他にも、オムツ交換や抱っこ、散歩なども
トライしてみてください。
■ほ乳瓶がきらい?
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの中には、最初ほ乳瓶を嫌がって
飲まない赤ちゃんもいます。基本的に、母乳育児にはほ乳瓶は使用しない方が
いいと言われています。それは、おっぱいとほ乳瓶では赤ちゃんの舌と上顎
・下顎の使い方が全く違うことと、ほ乳瓶の方が簡単に飲むことができるので、
どうしてもミルクの量が多くなってしまいます。そうすると、その分おっぱい
の分泌が減り、ついにはおっぱいが止まってしまう……という結果を引き起こ
しかねないからです。
しかし、明らかに赤ちゃんの体重の伸びが悪いとき、おっぱいの分泌が軌道
に乗るまでに時間がかかるときには、ミルクに頼らざるを得ません。どうし
てもゴムの乳首を嫌がるようでしたら、スプーンで少しずつ与えてみてくだ
さい。赤ちゃんはお腹が空けばほ乳瓶から飲むようになります。そのときは、
おっぱいを吸う原理にもっとも近い作りをしている、「母乳相談室」のほ乳
瓶をおすすめします。
そして、ポイントの項でも述べたようにミルクを足しすぎず、おっぱいを主
にするように努めることが大切です。
■生後すぐからわらべうたベビーマッサージをすると、ぐずることが少なくなり子育てしやすくなります
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