更年期こうざ
15枚のパネルを見ながらの講演でした
講演時間1時間
長寿社会
女性ホルモンとライフサイクル
成熟期のホルモンと生殖器
女性ホルモンの働き
更年期はどうしておきるか
月経不順、閉経時期
更年期の体の不調
更年期の健康管理
更年期の治療法
更年期に起こりやすい病気
更年期の自己チエック表
更年期を楽しく過ごす10か条
講演の後はグループ討議
最後に更年期を楽しく過ごすための10か条を話してまとめました
1長寿社会
人生50年とは織田信長の言葉で、、昔は50台60台で亡くなる人も多かったのですが、最近は日本の平均寿命男性77、64歳 女性84,62歳といわれる時代になっています、昔から考えると、30年近く長生きをすることになります、ですから昔には更年期と言うものが起こる前に亡くなっていたのが、最近では、更年期を過ぎてもまだ元気で、105歳とか長生きの時代になりました、その間どのように、楽しく、快適に過ごすかという問題が出てきます、
更年期の最近の傾向として、医学的に研究されて、飛躍的にまとめられてきました
老化によると諦めていた事も少なくなりました
2、では女性のライフサイクルと、ホルモンの関係を見てみましょう
10歳前後に初経を迎えいわゆる思春期に入ります、このとき卵巣ホルモンは20ピコグラムから徐々に増えて200ピコグラムおよそ10倍に増えていきます、そして、その頃は月経の周期が短かったり、長かったり、期間もみじかかったり、ながかったり、また、月経量も多かったりすくなかったりとします
そして、成熟期へと移行していき、卵巣ホルモンも200ピコグラムと充実して安定してきますので、月経も安定して、妊娠出産、子育ての時期に入ります、、
3.では成熟期のホルモンの状態と月経との関係を見てみましょう
下垂体ホルモンでは、丁度 排卵時期になると、ホルモン分泌が増えてきます
卵巣ホルモンでは、卵ぽうホルモンは排卵時期におおくなり、このように成ります
黄体ホルモンは排卵のあと多くなって、月経前より少なくなって、月経が始まります
卵子は徐々に成熟して、排卵を迎え、妊娠をしたり、しない場合は黄体となって、体外に月経となってでてしまいます
子宮内膜も、最初は薄いものが、排卵を迎える前より厚くなり、いつでも妊娠可能な状態になってきますが、排卵後妊娠しない場合は対外に月経として出てきます
基礎体温も最初は低温相ですが排卵後に高温相になり、妊娠しない場合は、また低温相となり月経が始まります、これが成熟期に毎月行われています
4、では成熟期には安定して女性ホルモン出ます
その働きを見てみましょう
まず、
生殖器には月経周期を形成し、粘液の分泌を高め精子を通りやすくします、また膣の自浄作用があり、膣内を酸性に保ち雑菌の進入を防ぎます
乳房では、お乳を作る乳腺胞の発達を促します、月経前にはお乳が張ってくることがあります
体温では、黄体ホルモンには体温上昇機能があり、基礎体温を二相性にします
骨では、卵胞ホルモンには身体の、骨量を保つ働きがあります、
循環器では、女性ホルモンは血液や血管に働いて、動脈硬化症、狭心症、心筋梗塞、冠動脈性の疾患の予防をしています
脂質代謝、悪玉コレステロールを低く抑え、善玉コレステロールを増加させて、血液中の脂質を改善する働きがあります
皮膚ではコラーゲンを増やし皮膚のみずみずしさを保ちます、
老年期にはそれなりの美しさがありますが、人生で一番美しく充実した時かもしれません
★ホルモンのページに戻る
その後卵巣機能が低下し、卵巣ホルモンは徐々に減ってきます、この時期は月経が不順になったり、量が多かったり少なかったりとホルモンのバランスが崩れていき、次第に月経は無くなり閉経を迎えます、そして老年期と移行していくわけです、更年期では当然体調がくずれても普通のことです、この時期を更年期のターニングポイントといいます、その時期は、女性にとって子離れだったり、、子供の独立した時 そして、夫の退職、今までせっせと子供にご主人に尽くしてきた事がフッとしなくても良くなる時期だったり、姑の介護、女性らしさの衰えでしわや、しみが、と身体的、精神的、社会的、環境的にもさまざまの原因で、更年期症状が、酷くなったりしてくるのです、
では
性腺機能と卵巣ホルモンの関係を見てみましょう
卵巣ホルモンは視床下部より、性腺刺激放出ホルモンを出し、下垂体より、性腺刺激ホルモンを出し、卵巣より、卵巣ホルモンを出し、子宮を刺激して、子宮内膜を増殖したり、消退させたりして、月経が起きてきます、これは成熟期ですが、更年期に入りますと、卵巣機能が衰えてきますので、卵巣ホルモンの減少により、卵巣に、下垂体に、視床下部に働いて、もっと沢山ホルモンを作ってくださいと命令が行きます、これをホルモンのフィードバックといいます、しかし、卵巣はこれ以上働いても機能が衰えてきますので、働かなくなります、そうすると脳の視床下部には自律神経をつかさどる働きがありますがこの中枢のオーバーワークが、自律神経失調症が起すといわれています
、自律神経とは、暑ければ汗を出して体温を調節する働きがあります、また内蔵に血管に働き、機能を自動的に調節する働きがをします、
それらがバランスを崩し、自律神経失調症がおきてくるわけです、自律神経失調症は更年期特有の症状を起すわけです
★、エストロゲンの低下の影響
エストロゲンとは、卵巣から出されるホルモンの一種です、その卵巣は月経や妊娠のシス
テムを中心になって機能してきましたが、卵巣は月経がなくなる閉経を境に働きを終える
ことになるわけです、したがって、エストロゲン低下が起きてくるわけです
エストロゲン低下の影響は短期的にみれば更年期症状、更年期障害になります
長期的にみれば
脳機能――物忘れ----痴呆、――
脂質代謝――、高脂血症(悪玉コレステロールが増えた状態)、動脈硬化(動脈に脂肪がついて血管が硬くなる状態)、高血圧、が起こり、虚血性心疾患――これは心臓血管の障害が起こります、脳血管障害――脳卒中など起こります
糖代謝――糖尿病――いろんな合併症を引き起こしますー
昔は少々甘いものを食べても簡単に糖尿病にはならなかったのがここに来て糖代謝が低下してきますので、更年期では甘い物を控える必要が出てくるわけです
骨代謝――骨粗しょう症――骨折、――歩行困難
骨盤底筋肉支援組織の弛緩、萎縮、子宮、膣、外陰部組織の萎縮――子宮下垂(子宮が下がってきて、膣外に出る事も有ります、これについては体操をしたりしますが、無理な場合は、手術と言う方法もありますので、産婦人科に受診されると良いと思います、)萎縮性膣炎、外陰部掻痒症ホルモンの低下により、膣の自浄作用が低下しますので(痒くなります、トリコモナス膣炎やカンジダ膣炎とか起きやすくなります、これは治療は簡単ですので、産婦人科で相談してみてください)老人性膣炎、性交障害―これは閉経後に膣の潤いが低下することで起きるといわれています、
★、更年期はいつ頃から起きるのでしょうか?
表を見てみましょう、月経不順、最も多いのが45
歳です、最近では30歳から、もっと若くして、月経不順をみて、そのまま閉経してしま
う人がおられます、これは無理なダイエットが原因と言われています、若い頃に無理なダ
イエットをすると、更年期老年期になり、その付けが来る事になります
また無理なダイエットにより、本来なら貯蔵されてるはずのカルシウムや、ビタミン、ミネラルが少なく、更年期、老年期になり、骨そしょう症などの付けが回ってくる事になります
また、精神的なストレスや、社会的環境にもかなり影響します、
昔はわずらわしい月経は早く終わればと思ったりもしましたが、今では出来るだけ長く月
経があればと思っています、そうなることは、いつまでも若さを保つ事につながるからで
す、
では閉経年齢を見てみましょう
早い人平均50歳前後になります、48歳から53歳までに閉経
を迎える人は全体の70%を占めています、
初経の遅かった人は閉経は遅いと言うデーターがあります、出産経験の多い人と相でない
ひとでは、特に変りないといわれています
、また、仕事をしている人と相でない人も特に変りは言われています
ちなみに私はただいま48歳ですが、37歳ごろから月経量は異常に多くて、1時間でナイト用パットを交換しないと漏れてしまう状態でした、それまでは頭痛も無かったのが、そのころはかなりの頭痛で、寝込むことがありました、主人いわく、「なぜ、今までなんともなかったのに、」と不思議がっていました、「今は違う」というと変に納得してもらえて、堂々と寝る事ができました、女性はとかく無理をしがちですが、しんどいときは身体をやすめましょう、また周囲の理解が得られるように説明しましょう、
私の更年期の始まりは37歳かもしれないと思っています、今も現役ですが、先月から、29日周期が26日周期になって、月に2回もあることがあり、昔から貧血ですが、尚いっそう貧血にならないか注意して、鉄剤などを時々飲むようにしています、またホウレンソウや、レバーなども取るようにしています
続きは省略しています、希望の方はメールください
akane8@jyosansi.com
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